不器用でも絶対できる編み込み方法|表裏の違いと崩れない指の動かし方
毎日のヘアセットや特別な日のアレンジで、常に憧れの的となる編み込み。しかし、「鏡を見ながらやると途中で指が混乱する」「編み目が緩んでボサボサになってしまう」と苦手意識を抱えている方は少なくありません。大手ヘアサロンのスタイリング相談でも、セルフアレンジに関する悩みの約4割を編み込み関連が占めています。
編み込みが上手くいかない根本的な原因は、手先の器用さではなく「毛束の保持ポジション」と「指の動かし方のルール」を視覚的に整理できていない点にあります。本稿では、基本となる表編み込み・裏編み込みの構造的な違いから、夕方まで崩れないプロ直伝の引き締めテクニック、ショートや前髪への応用まで、現場のプロ目線で徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:三つ編みと編み込みの違いは「下の髪をすくい足す工程の有無」であり、編み込み初心者のやり方はまず毛束を均等に3分割することから始まる。
- 要点2:表編み込みと裏編み込みの違いは毛束を「上から重ねる」か「下を通す」かであり、仕上がりの立体感や適したヘアアレンジが大きく異なる。
- 要点3:途中で崩れる最大の理由は頭皮と手の距離の開きにあり、親指と人差し指のホールド位置を頭皮に密着させることが崩れない方法の核心である。
【基本構造】三つ編みと編み込みの違いとは?初心者が最初につまずく盲点
ヘアアレンジを始める際、多くの人が混同しやすいのが三つ編みと編み込みの違いです。構造を正確に分解すると、その違いは極めて明確です。
三つ編みは、最初に分けた3本の毛束だけを毛先まで順番に交差させていく「閉じた編み方」です。編み進めても毛束の量は変わらず、ベースとなる髪から独立した1本の束が仕上がります。一方、編み込みは交差させるたびに頭皮側の髪を新しくすくい取り、既存の束に合流させながら進める「頭皮に密着させる編み方」です。
編み込み初心者のやり方で最初につまずく最大の要因は、交差させる動作と髪をすくい足す動作を同時に行おうとして混乱することにあります。「交差」と「追加」は明確に2つの独立した工程です。この手順を頭の中で分離して意識するだけで、指の迷いは劇的に減少します。

【徹底比較】表編み込みと裏編み込みの違い|立体感と印象はどう変わる?
編み込みには大きく分けて「表編み込み」と「裏編み込み」の2系統が存在します。両者の最大の違いは、外側の毛束を中央に運ぶ際、真ん中の毛束の「上を通す」か「下をくぐらせる」かという進入経路にあります。
| 項目 | 表編み込み(フレンチブレイド) | 裏編み込み(ダッチブレイド) | 編集部の見解・選び方 |
|---|---|---|---|
| 毛束の通し方 | 外側の束を真ん中の束の「上」に重ねる | 外側の束を真ん中の束の「下」にくぐらせる | 直感的に編みやすいのは表、立体感重視なら裏 |
| 仕上がりの質感 | 平面的で頭部になじみ、上品で清楚な印象 | 編み目がぽっこりと浮き上がり、華やかで立体的 | オフィス向けは表、イベントや撮影映えは裏 |
| 毛束の引き出しやすさ | 全体が一体化しているため加減が必要 | 独立した編み目を指先でつまみ出しやすい | 「ほぐし」アレンジは裏編み込みが圧倒的に容易 |
| 向いているアレンジ | クラシカルなアップスタイル、学校・職場ヘア | サイド編み込み、フェス、編みおろしスタイル | 表編み込み 裏編み込み 違いを理解し使い分けが吉 |
清楚でフラットな落ち着きを求めるなら表編み込み、編み目をくっきり強調してカジュアルやフェミニンに仕上げたいなら裏編み込みを選択するのが定石です。
【動画なしでも分かる】失敗しない編み込みの手順と決定的な指の動かし方
鏡を見ながらセルフで編む際、左右どちらの手でどの毛束を持つべきか混乱してしまう現象は、編み込み 指の動かし方の型を決めていないために生じます。最も安定するステップは以下の通りです。
ステップ1:ベースの毛束を均等に3分割する
トップの髪をすくい取り、親指と人差し指を使って左・中央・右の毛束を同じ毛量になるよう分けます。この時点で毛量が不揃いだと、後々の編み目が波打つ原因になります。
ステップ2:最初の1段は三つ編みを行う
すくい足しを焦らず、まずは右の毛束を中央の上へクロスさせ、続いて左の毛束を中央の上へクロスさせます。最初の1編みを三つ編みで土台化することで、根元のホールド力が跳ね上がります。
ステップ3:指の固定と髪のすくい足し
ここが成否を分けるポイントです。残った2本の毛束は、片手の「中指・薬指・小指」で手のひらに押し付けるようにホールドします。そしてフリーになったもう片方の手の親指または人差し指をコームのように使い、地肌に沿って新しい髪を薄くすくい取ります。
ステップ4:毛束を合流させてからクロス
すくい取った髪を、これから中央へ交差させる毛束と一体化させます。「足してから動かす」という順序を崩さないことが、緩みのない美しいラインを作る鉄則です。

なぜ編み込みができないのか?不器用を卒業するプロ直伝の「崩れない裏技」
練習しても上手くいかない場合、そこには明確な身体操作上の理由があります。SNSや質問サイトでも頻出する編み込み できない 理由を分析すると、以下の3大要因に集約されます。
1つ目は「手と頭皮の物理的距離」です。手が頭部から10センチ以上離れた空中で編んでしまうと、テンション(髪を引っ張る張力)が抜け、根本からボサボサに浮き上がってしまいます。手のひらの小指球(小指の付け根)が常に頭皮に触れている状態を保つことが、編み込み セルフ コツの根幹です。
2つ目は「すくう毛束の幅と角度のバラつき」です。一回あたりにすくう毛束が太すぎると編み目がガタつき、細すぎると途中で疲労して持続できません。スライスの幅は常に1.5〜2センチ幅の均一な厚みを維持してください。
そして3つ目が「事前の下準備不足」です。サラサラすぎる直毛や乾燥した毛先は、編んでいる最中にパラパラと抜け落ちます。編み込み 崩れない方法としてプロが撮影現場で徹底しているのは、編む前に軽めのヘアワックスやバームを毛先から中間までしっかり揉み込んでおく下地処理です。これにより適度な摩擦が生まれ、指先から髪が逃げなくなります。
【レパートリー別】片編み込み・サイド・前髪・ショートボブ向け簡単アレンジ
全体の編み込みに苦戦しているなら、難易度の低い部分的な編み込み ヘアアレンジから慣らしていくのが上達の近道です。
片編み込み 簡単な方法:
通常の編み込みは両サイドから髪をすくいますが、片編み込みは「顔側(または上側)」からのみ髪を足し、反対側からは足さずに編み進める技法です。すくい足す回数が半分になるため初心者でも迷わず、フェイスラインをすっきりと引き締めることができます。
前髪 編み込み やり方:
前髪を7対3や8対2に分け、分け目側から耳上に向かって編み込みます。鏡で指の動きを直接目視できるため、セルフ練習に最も適しています。前髪を伸ばしかけの時期や、雨の日のうねり対策としても絶大な効果を発揮します。
編み込み ショート ボブ&編み込み サイド 簡単テクニック:
襟足の髪が短くてまとめられないレングスでも、サイドの髪だけを編み込んでピンで留める「サイド編み込み」なら手軽に華やかさを演出できます。留める位置にアメピンを地肌と平行に差し込み、最後に編み目を数ミリ単位で軽く引き出してほぐすことで、短い毛が飛び出すのを防ぎつつこなれ感を両立できます。

【実態検証】セルフ編み込みに挫折した読者の声と現場美容師のリアルな回答
20代から40代の女性を対象にしたヘアアレンジ意識調査によると、「セルフ編み込みに挑戦して途中で断念した経験がある」と答えた人は全体の約72%に達しています。挫折理由として最も多く挙げられたのが、「後ろが見えないため腕が疲れて諦める(54%)」、次いで「途中でどの毛束を持っていたかわからなくなる(28%)」でした。
この実態について、都内のヘアセット専門店で月間200名以上のセットを手がけるトップスタイリストに話を聞きました。
「お客様から『後ろの編み込みがどうしてもできない』という相談を毎日のように受けます。ですが、プロであっても完全にノールックの後頭部を左右対称にセルフ編み込みするのは至難の業です。私たちが一般の方におすすめしているのは、最初から後ろを1本で編もうとせず、髪を左右2つにブロッキングして前に毛束を持ってきて編むか、サイドだけの片編み込みでハーフアップにするアプローチです。『見えない部分は編まない』という割り切りを持つだけで、挫折率はゼロに近くなります」
無理に後頭部全体を1本の編み込みで仕上げようとせず、視界に入るサイドやトップのアレンジから取り入れることが、挫折を防ぐ現実的な処方箋です。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上のチュートリアル動画で頻繁に見かける「きつく編んでから全体を大きく引き出して崩す」というテクニックには、大きな盲点が存在します。
プロの現場検証において、素人が最初からきつく編みすぎると、毛束を引き出す際に均等に力が入らず、特定の部分だけが大きく飛び出して修正不能になるケースが多発しています。また、逆に最初からルーズに編んでしまうと、時間経過とともに重力で全体がだらしなく垂れ下がってしまいます。
正解は「根元だけは頭皮に対して垂直にテンションをかけて引き締め、毛先に向かうにつれて少しずつ力を抜く」ことです。そしてほぐす際は、編み目の結び目を片手でしっかり押さえながら、親指と人差し指の腹で「爪の先ほどのミリ単位の毛束」を数本ずつ引き出すのが、崩壊を防ぐ絶対ルールです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
編み込みは万能の技術ですが、個々人の髪質やライフスタイルによって適性が分かれます。
編み込みの習得をおすすめできる人: 多毛でボリュームが広がりやすい方、パーマやレイヤーが入っていて髪に引っかかりがある方、崩れにくいヘアスタイルで一日中アクティブに過ごしたい方です。編み込みは髪の密集度を高めるため、毛量コントロールに極めて優れています。
慎重になるべき(他のアレンジを検討すべき)人: 極端なサラサラ直毛の超ロングヘアの方、またはワンレンボブでレイヤーが一切ないハイダメージ毛の方です。摩擦が起きにくく毛先が滑り落ちやすいため、編み込み単体でキープするのは難度が高くなります。このタイプは、ねじり編み(ロープ編み)やくるりんぱを組み合わせたスタイルを選択したほうが、時短かつ美しく仕上がります。
【編み込み方法】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:不器用でどうしても毛束がぐちゃぐちゃになってしまいます。一番最初の練習は何から始めるべきですか?
A1:まずは頭部で練習するのではなく、目の前に持ってきた毛束(三つ編みができる長さのウィッグや、自分の胸元に下ろした毛束)で「片編み込み」の指の往復運動だけを練習してください。指が勝手に動くマッスルメモリー(筋肉の記憶)を作ってから頭部へ移行すると、視界が遮られても迷わなくなります。
Q2:編み込みをした後、時間が経つとアホ毛や短い毛がピンピン飛び出してきます。どうすればいいですか?
A2:編む前のスタイリング剤の塗布が足りないことが原因です。水分量の多いミルクではなく、油分と粘度のあるヘアバームを手のひらに伸ばし、髪全体にしっかり馴染ませてから編んでください。仕上げにキープスプレーをコームに吹きかけ、飛び出た毛を撫でつけるように整えると長時間美しい状態が持続します。
Q3:ゴムで結んだ後、編み目を上手くほぐせません。コツはありますか?
A3:結び目のゴムを片手でしっかり掴んで固定し、もう片方の手の親指と人差し指で、編み目の「一番外側の端」を数ミリだけ引き出してください。真ん中を引き出すと全体が緩んで崩れる原因になります。外側のみを等間隔につまみ出すのが立体感を出す秘訣です。
まとめ:手先の感覚をつかめば誰でも劇的に仕上がるセルフ編み込み
編み込みは特別な才能が必要な職人技ではなく、理屈に基づいた物理的な手の反復動作です。三つ編みとの決定的な違いを把握し、毛束をすくう前に指を頭皮へ密着させるルールを守るだけで、仕上がりのクオリティは見違えるほど向上します。
まずは視界に入りやすくコントロールが容易な「前髪」や「サイドの片編み込み」からスタートし、指先の感覚を慣らしていきましょう。基本の構造をひとたび身体で覚えれば、ショートからロングまで、あらゆる日常のスタイリングが劇的に華やかになります。 (出典: 編み込み方法(Yahoo!ニュース))